平成28年度秋季旅行

2016年10月21日、22日奥日光に行ってきました。総勢15人で楽しい思いで深い旅行となりました。

詳しくは下記の2016年秋季旅行報告をご覧ください。

浦和稲門会2016年秋季旅行報告
旅行先:奥日光

旅行部会長 金子 努

一日の好天を予想される澄んだ少し肌寒い空気を感じる朝7:00、参加者15人一行を乗せて観光バスは出発しました。直に、車中皆若井さんが前日注文して用意していただいた弁当を頬張る、いつもの光景が見られる。見沼有料道路から東北自動車道、北関東自動車道を利用して、桐生駅に到着したのは、9時ほぼ丁度。9:30発のわたらせ渓谷鐡道トロッコ列車わっしー1号に乗り込む。
窓ガラスのないオープンタイプの車両で、爽やかな風に吹かれて・・・と思いまいたが皆さん若くない(失礼)ので窓付き車両に致しました。沿線には、カエデ、モミジで紅葉に彩られる渓谷が見られるはずでしたが、もう1月後のようでした。ローカル列車に揺られて、田舎者の私には、十分に郷愁が感じられて楽しい思いがしておりました。わたらせ渓谷鉄道は、第3セクターにて運営されておるそうで、足尾銅山の閉山後廃れ、廃線の憂き目にあったと聞きます。関係者の鋭意努力にて、維持されておるようです、稲
門会の会員各位には応援かねて是非ご利用下さい。
 1時間30分の列車の旅、目的駅足尾駅に到着。観光バスに再度乗車して、一路昼食を摂る戦場ヶ原の光徳のアストリアホテルに向かう。渋滞の難関はいろは坂、明智平付近より始まりました。竜頭の滝の入口付近が渋滞の因で、駐車する車両で溢れかえっていました。テレビ局が奥日光の紅葉情報を放映する途端、大勢の観光客が押し寄せるそうです。
 12:30にホテルに到着いたしました、足尾駅から1時間30分掛かったことになります。此処で吉田俊夫ご老公と合流、いつも1泊なら付き合えるということで、参加してくださいます。遠い処では、有馬温泉にもわざわざおいでいただいております。魚には、箸をつけない吉田さんのためではありませんでしたが料理はステーキ、ポークソテーかと思えるほどで焼き過ぎか少しばかり硬かった。
 中禅寺湖の遊覧船に乗船するため、道を戻り菖蒲ヶ浜に向かう。約1時間の待ち時間が発生いたしまして、各自思い思いに時間を潰していただきました。中禅寺湖は、日本一標高の高い(1269M)場所にある湖。船からならではの、山々を借景に湖面に映える彩鮮やか紅葉が見られ、見事というしかありません。八丁島と呼ばれる細長く突き出した半島の紅葉は、特に素晴らしいものでした。
 下船して、宿泊地である湯元温泉に行く途中にある湯滝を見学する、この滝は高さ70M、長さ110Mの迫力満点。三岳溶岩流の岩壁を湖水(湯ノ湖)が流れ落ちる、滝の水は、竜頭の滝を経て中禅寺湖に流入している。湯滝というからには、滝は湯かと思
いましたが、水だそうです。
 宿泊は「湯元板屋」、輪王寺の湯守としての250余年の歴史がある旅館です。昔は、修学旅行客で賑わっていたそうですが、建て替えてこじんまりした落ち着いた雰囲気の宿で、大女将、女将、若女将(独身?)の3代で切り盛りして、和やかにも感じられる
宿です。湯は、乳白色の硫黄泉でよく温まります。私は、このお湯に浸かるのは2度目ですが、もう一度訪ねても良いと思っています。
 翌朝、早起きの人はお湯に入ったり、湯畑付近を散策したりして、すっきりした顔で皆さん朝食。2日目の行程は、華厳の滝見学から、エレベーターで滝直下まで下降いたします、朝早いのかあまり並ばずに瀑布台に、自然が作り出した雄大で華麗な造形
美の組合せにいつもながら感嘆するだけです。因みに、華厳経からとったという滝の名前、流石に発見者が日光を開いた勝道上人というから宣なる。次に訪れたのは、歌ケ浜の中禅寺、輪王寺の別院で立木観音という呼称で言われることのほうが多い。桂の木に立木のまま刻んだという十一面千手観音菩薩、前3面は手彫りからの優しさまさに慈悲の相、(日常の汚れているかもしれない私の)心が洗われ、救われる思いがした。祈願寺ということなので、少しばかりの賽銭と香り高い線香の購入をいたしました。
 バスをもう少し湖に沿って南岸を走らせて、イタリア大使館とイギリス大使館の夏期別荘へ、これらの別荘のある地域は、明治の中頃から昭和初期にかけて、多くの外国人別荘が建てられ国際避暑地として発展した土地だそうです。涼風を感じながら別荘の広縁のソファーに腰を降し、パイプでも燻らせ湖面を眺めれば、下卑な私でも様にはなろうというものだ。
 今市からの狭い山道をたどり、鹿沼からの本道をはしらせると、日本武尊を祀る古峰神社まで約5KMの地点にあるそれはもう大きな鳥居をくぐる。標高700Mにある古峯神社、森厳である。神の使いといわれる天狗がここかしこに迎えてくれる。昼食(神饌
料理)をいただく、神様のおさがりを材料にしたものだそうです。この直会会場は平成の間といい、216畳の広間ですが、大広間は何と300畳あるそうで、吃驚いたしました。順序が逆になりましたが、食事後全員御祈祷をうけました。
 まだ旅行の行程は終わりません、出流山満願寺を参拝し、名物になっている蕎麦を食べようというのです。この寺は、真言宗智山派で開基は日光を開いた勝道上人です、日光尽くしの旅になった。
 食した名代の蕎麦は、盆ざるに盛られて卓に出されたのは初めてです。熱量のある松薪で短時間にさっとゆでられ、卵をつなぎにしている、引き立て、打ち立ての蕎麦は、細いのにコシがある、所謂喉越し滑らかという感じとパンフッレトに書いてありました。
残念ながら、3時のおやつ替わりと決めこんだわけですが、食が細ってきている一行は、随分残し、お土産にいたしました。
 蕎麦屋さんから本道までの往復は、石灰工場が数多あり、何から何まで白く、白く汚れているとでもいうのかな。東北自動車道栃木ICから入り、居眠りでもしているのでしょう静かな車中のまま、浦和ICにて降りる。一時渋滞に嵌り、予定より1時間遅れで18:30無事市民会館前に到着いたしました。若井さんには、今回も諸事大変お世話になりました、お礼申し上げます。参加会員にも、不満もありましたでしょうが、声にも出さず我慢いただきました、お礼申し上げます。

 来年の春の旅行には、多くの会員のご参加を期待いたしております、事務局か私のメール(hyakutak@bz01.plala.or.jp)まで参加のご意思をお伝えください、ご案内文を送付いたします。

 (参加会員) 大熊繁紀会長、吉田俊夫、遠藤勇一、遠藤亘良、柏 茲、巽 正典、細田 拓、和田浩一、若井誠治、萩原弘道、萩原千和子、山本裕二、山本千恵子、飯沼克之、金子努  敬称略

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