2022年度春季浦和稲門会旅行部会報告

                  報告者 部会長 金子 努

日時  2022年6月1日~3日

旅行先 鳥取県鳥取市、倉吉市、米子市

    島根県松江市、安来市、出雲市 

春季と謳いましたが、梅雨入り間近の日程にて実施いたしました、幸いなことに雨に降られることもなく、日程を無

事こなすことができました。

 6:30発の大宮駅西口から羽田空港までのリムジンバスを利用して、羽田空港には8:00に到着、9:20発鳥取空港着10:35約1時間15分のフライトでした。到着後貸し切りバスにて、東京ドーム820個分の広大な砂地の鳥取砂丘へ、「馬の背」という高みを登りきると心地よい潮風とともに眼前に日本海が広がります。とは言っても登り切った会員はほんの数人でしたが。次に訪れたのは、久松公園内の国の重要文化財のフレンチ・ルネッサンス様式を基調とした白亜の洋館仁風閣です。会員のほぼ全員が、年齢に対してのご褒美で入館料無料にて、館職員から館の建設経緯、館内案内をお聞きできました。当時の皇室への甲斐甲斐しいほどの崇敬さをも感じさせる建物でした。

 昼食は、鳥取駅にほど近い市街地の直中にある「花のれん本店」、美味し郷土料理を食べながら、寛がせていただきました。

 バスに戻り、旅行雑誌に紹介され著名になった白壁土蔵群の街並みのある倉吉へ向かいました。横綱琴桜の出生地ということで、その等身大の銅像を横目にして、散策開始。私は、細田さんの会社時代の後輩が経営する造り酒屋でもある酒

店にて、吟醸酒を購入、この酒の銘柄は「元帥」、かの東郷平八郎元帥の来県を記念して名付けられたそうです。

 約1時間ガイドさんの名調子にまどろみながら、バスは皆生温泉のホテルに到着。ホテルの部屋は、日本海に面して、何故か私以外は皆さんの部屋はオーシャンビューです。夕食は、ホテルの姉妹館「海潮園」でした、女将さん、仲居さんに丁寧に応対していただきました。その故か地元の日本酒(李白ほか)を皆さん大いに飲まれ、久し振りに予算オーバーになりました。膳の烏賊の軟骨の食感が妙に記憶に残る。

 翌日、大根島、江島大橋(ベタ踏み坂として有名)経由して、一路足立美術館へ、3度目の訪問になりました。コロナ禍の影響が色濃く、館内は人影が疎らにて、庭園、絵画をゆっくり鑑賞できました。近接の安来節演芸館にて、ユーモラスな踊りを見物、そして昼食処へ。

昼食後、松江城に向かいました。お堀の船にて、17ある橋をくぐり、歴史地区、市街地区、自然地区を巡る小さな舟旅でした。時に、低い橋には、下がる屋根の下に各自、奇妙な格好でやり過ごすことにもなりました。日本の

昔の姿を残す武家屋敷通りやレトロモダンな建造物が立ち並ぶ少し懐かしい街並み、やはり城下町はいいなあ。宿は、玉造温泉佳翆苑皆実を取りました。ここは、この温泉街でも指折りに数えられる宿です。この夜も、かなりお酒を飲んだようで、予算オーバーでした。楽しい宴というバロメーターですので、繰越金がありますので大いに結構なことです。会計の細田さん1人気に病んだこと思われます。

 最終日になりました。始めに八重垣神社を訪れました、ガイドさんが由来、縁起が細かに説明されておりました。神様というのは、大勢おられて、しかも名前が覚えづらく少々苦手です。稲田姫命がお隠れになって、お口にし、鏡にしたという奥之院の鏡の池に、占い用紙に硬貨(10円か100円)を乗せ、沈む早さ遅さで縁の早さ遅さを計りますが、私は参加者中2番目に遅い占いがでました。この年齢ですから、今更遅くて

も文句のつけようもありません。因みに、占い用紙に浮き出てきた文字は、「諦めるな必ず叶う北と西 吉」。西に向かうと良いとされている日御碕、出雲大社に向かう。白亜で高さ日本一の日御碕の灯台には、何人か登られた、足の萎えた私からみると立派だと1言。日御碕は、ウミネコの繁殖地や奇岩絶壁があり景勝地でもあります。出雲大社では、松の参道から足を運び、銅鳥居の内外に真菰が吊り下げられており、下を潜って無病息災の日々を祈願する。大注連縄に硬貨の投げ入りは不許可になった由、確かに不調法な仕業であったと思う次第です。近くの食堂にて、日本3大そばと称される出雲そばを割子そばという地元の食べ方にていただく、3段重ねの器に入っているそばに、上から順に汁をかけ薬味(青ネギ、海苔、大根おろしと削り節)を載せるということのようでした。因みに、出雲そばは、そばの本場?信州松本から藩主(松平家)が入藩されたことから伝えられたそうです。

JAL出雲空港発16:20羽田空港着17:50、無事家路に向かう。

参加会員各位、旅先でのご堪忍に感謝。細田さん会計有難うございました。

参加者 細田拓、柏茲、松沢公夫、長岡弘、萩原千和子、青木俊哉・敬子夫妻、綱川寿夫・絢子夫妻、 野並伸行・スミ子

夫妻、和田浩一・路子夫妻、山本裕二・千恵子夫妻、金子努

(順不同・敬称略)