2019年度 秋季旅行報告

10月20日~22日実施

東京駅からのぞみ9号にて名古屋駅に8:47到着。駅構内のコンビニにて飲物を求め、貸し切りバスにて一路伊勢神宮へ向かう。乗車した愛岐バスは、まだ新しく綺麗なバスで加えて明るく元気な若い女性ガイドつきという私には嬉しい設定でした。このガイドさんには、最終日の浜松駅までよく尽くしていただきました。途中、布引山地が掛かる辺りで、フロントガラスに雨が当り、先行きの天候が心配されましたが、神宮門前は、晴れ。

門前間近の勢乃國屋で、伊勢のソウルフードの伊勢うどん、てこね寿司の昼食を摂る。このうどんは、もともち柔らく太麺で、秘伝のタレが絡まって美味しいということになる。寿司は、漁師めしということで陳腐な表現でいうとすし飯を敷いたかつお丼かな。

玄関口と言える宇治橋から神苑そして五十鈴川御手洗い場にて手を浸し心身を浄め正宮へと、俗世から聖域と強く感じる。玉砂利の上長い参道を歩き、正宮まで辿り着くと、石階の上に御菅蓋が差し掛けられており、参拝は階段下よりとなりました。これは、親謁の儀にて天皇、皇后が明日訪問なされるということで準備が為されていたからです。知らないということは恐いというか間が悪いというか記憶に残るというか微妙なところである。

定番のおはらい町・おかげ横丁を散策いたしました。平日にかかわらず多くの人出がありました。中心地あたりにある赤福本店にて、5人ほどで(お召し上がり盆2個入り番茶付)を川沿の縁側でイートイン、造りたてにて左党にも美味しい。遠藤勇一さんの学部同級生(故人)の実家の和菓子屋を探し当てて(柏さんが知っていました)、干支焼印入りのどら焼きを買いました。その同級生は、私も尊敬,憧憬するかなり著名な政治家でした。お店の看板名は藤屋窓月堂で、明治元年創業の老舗です。

 バスにて至近にある猿田彦神社を訪れました。道開きの神を祀り、社殿は、私の教養でも?理解不能であるさだひこ造りという特殊な建築だそうです。

 再び乗車したバスは、東名阪自動車道の御在所SAでの休憩をはさみ宿泊先の名古屋東急ホテルに17:00近くに到着。このホテルは、今までの旅行の宿泊では、1番だと(そうかもしれません)評価をいただきました。夕食は、名古屋コーチン料理の鳥銀本店、個室なので各テーブルで会話が進んだようです。肝心の料理については、私はほとんど記憶にはない、ということは皆さんの感想が心配なところです。食事後、皆さんと別れ、姑息にも地元でも大人気という山本屋本店の味噌煮込みうどんを食べに出かけました。私的には、いまいち口に合いません。たっぷりのかつお節がきいたきしめんが良かったかもしれません。

 翌朝、高価なバイキングの朝食を済ませ、今回の目玉「香嵐渓」へ出発。混雑が予想されておりましたが、乗務員さんの賢察にて道路選びが良く、予定時間に到着いたしました。香嵐渓には、約4,000本のモミジが巴川沿いに植えられており、朱塗りの欄干の待月橋から11,2km先にある赤い吊り橋の香嵐橋までの道が紅葉のトンネルです。今年の天候不順の影響か午前中の陽光がモミジを照らしていない所為か、観光ガイドブックの見事に鮮明な色あいを見ることができませんでしたが、私には上等、上等というところです。

 昼食に選んだのは、岡崎市の天台宗の古刹真福寺の「竹膳料理」、竹の子をふんだんにかつ自在に料理した精進料理でした。興をそそる竹細工の器に田楽、天ぷら、煮物、椀もの、まさに妙技といって良いのかもしれません。竹の生命力を座を直して頂戴いたしました。食事前に、水体薬師如来のご本尊の御前にて住職より法話をお聞きし、ご祈祷もしていただきました。心も体にも英気を満たし、岡崎城へ向かいます。

 市街地にある岡崎城は、公園になっています。徳川家康公の生誕の地として有名です。各地にある城址公園の類に洩れず桜の名所、広場のからくり時計で、家康公が見事に能を舞う。蒲郡市を挟んだ豊川市に次ぎの目的地、豊川稲荷がある。日本3大稲荷で有名です。古くから商売繁盛の神様と人気を集め、今も年間数百万人の参拝客が訪れるということです。曹洞宗の古刹ですので、仏式合掌が基本、心を込めて合掌して「ナムトヨカワダキニテン」と唱えて3度拝礼するのが正しい参拝だということです。ご真言は、21回唱える必要があり、謹んで省略いたしました。名物のお稲荷さんを、1つ食す、わさび味が美味しい。

 2泊めのホテルは、浜名湖でも遠州灘にほど近い「THE HAMANAKO」、海外旅行客が大勢宿泊する今どきのホテルでした。温泉に入り、楽しみな夕食会。総勢23人が一堂に会し、賑やかに進められました。酒量が少々落ちたとはいえ、いつもの元気な老壮者たちでありました。今回は、女性が7人も参加頂き、華を添えていただき、明るく楽しい会になりまして、幹事役として本当に嬉しく思いました。

 最終日になりました、空模様が怪しい。ホテルの売店で傘を買い求めました、やはり雨になりました。観光は、午前中だけなので、本降りでないのを幸いに、進めることができました。井伊家の菩提寺の龍潭寺を訪れました。大河ドラマの「おんな城主直虎」で有名になった寺で、座敷から鑑賞できる庭園は、小堀遠州作と言われる東海一の蓬莱式の名園です。

 航空自衛隊浜松広報館「エアーパーク」、私自身は戦闘機自体に興味薄いが、現在唯一の航空自衛隊の広報施設ということで、皆さんを案内いたしました。自衛隊の活動を、展示物等で知る必要があるとも思います。

 最後の見学は、世界中の楽器を展示する浜松市楽器博物館、日本初で公立です。19世紀ヨーロッパのピアノの展示は、圧巻でした。これで観光終了、お腹が空いてきました、まして昼食の時間です。すぐ近くなのですが、バスが送ってくれました。食事場所は、「お櫃うなぎ茶漬け」の元祖の「八百徳本店」、蒸しを加えた関東風のうなぎをまずは鰻丼、次に薬味をのせてだしの利いたお茶漬けで味わう。うなぎの濃厚な味が堪らない。

 駅ナカにてお土産を物色して、浜松駅発14:12ひかり468号にて東京駅へ、3日間何事もなく東京駅新幹線中央改札口付近にて解散式。「また、来春お会いしましょう」という言葉に、今回が成功裡に終了できたという証かと1人合点いたし、嬉しくまたほっとしております。細田さんには、会計ありがとうございました。

(参加者)柏 茲、細田拓、萩原弘道、萩原千和子、山本裕二、山本千恵子、飯沼克之

     遠藤勇一、綱川寿夫、綱川絢子、和田浩一、和田路子、青木俊哉、青木敬子

     遠藤亘良,巽 正典、長岡弘、大熊繁紀、菊池フユミ、宮入一芳、宮入澄子  

     松沢公夫、金子 努                 (順不同)

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